AIがK-12教育に果たす役割:倫理的配慮と指針を考える必要性

By koki suzuki
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AIがK-12教育に果たす役割:倫理的配慮と指針を考える必要性

◇◆◇ 記事の要点 ◇◆◇

  1. AIの組み込みは教育カリキュラムに必要不可欠
  2. 利用に伴う倫理的な問題に対処するべき
  3. 教育におけるAIの使用方針の策定が必要

AIは科学技術の最先端を行き、その影響はK-12教育(幼稚園から高校3年生)にまで及んでいます。アメリカで開催されたISTELive 23カンファレンスでは、AIが教育現場をどのように再構築すべきか、またどのような倫理的な問題が生じ、AIの適切な利用にはどのような政策が必要かについて議論が交わされました。


AIの開発と普及のスピードは一段と加速しています。アマゾンの音声アシスタントのアレクサや、ネットフリックスのレコメンドシステムなど、すでに私たちの日常生活の中にはAIが深く浸透してきています。今後もAIは私たちの生活を更に変え続けていくでしょう。
すでに身近に浸透しているという背景から、AIの重要性を理解し、それを適切に利用する能力を持つことは、子供達にとっても重要になってきています。

学校がAIをカリキュラムに組み込むことは、生徒たちが将来のビジネスの現場に出た時に成功するために不可欠です。その一方で、教育現場でAIの利用をどのように管理し、どのようなポリシーを設けるべきかについては、学校や教育者がまだ試行錯誤を重ねています。


AIの利用が増えるにつれ、新たな問題も浮上しています。その一つが、AIの利用がもたらす倫理的な問題です。盗作や不正行為への懸念がは高まっていくでしょう。AIを使って課題に取り組む生徒は、未来の労働場面において必要となるスキルの一つだと考えることができます。その一方で、AIを利用することで生徒たちがどのように考え、どのように学ぶのかについては、まだ十分に理解されていないのが現状です。

そのため、学校では生徒たちがAIを使用する際のベストプラクティスを教えることが重要です。

まあ、AIが利用するデータセットに対する慎重な評価も求められます。AIの意思決定に影響を与える可能性のあるバイアスや、AIがどのように結果を導き出したのかを理解することが困難な「ブラックボックス」なAIモデルに対する法規制が必要性も説かれています。

以上の踏まえて、AIは教育の未来にとって重要な要素であることが明らかになっていますが、学校はAIの使用方針の策定や、責任を持ってAIを使用する方法を生徒に教え、倫理的懸念に対処することが求められます。それにより、生徒たちはAIが日常生活の一部となる未来に向けて適切に準備することが可能となるでしょう。

参考:https://edtechmagazine.com/k12/article/2023/06/istelive-23-using-artificial-intelligence-k-12-education